■ 人生とはなんだろう、と書き始めたものだから、もう少し続きを書いておこう。
■ 仙人ではないのだから、現在の社会?の中で生きている。
■ なので、いわゆる社会とのかかわりがどうしても出てくる。
■ だが、社会とは何か、だ。
■ 一応の定義が必要だろう。
■ 自分以外の人間や、システムが社会ということか。
■ それとのかかわりだが、
■ 自分以外のモノを意識したのはいつごろからか、といことになる。
■ 小学校低学年の時、春にかけて腕を動かせない状態だった。
■ 枯れた菊を引っこ抜いて、空に投げ出したとき、痛みが走った。
■ 鎖骨が折れていることに気づいた瞬間だ。
■ あまり高くない所からだったが地面に落ちたからだ。
■ なので、腕は固定され、上着の袖に通せない。
■ そのぶらぶらした袖を引っ張りまわしてからかうやつがいた。
■ 左腕ならまだしも、右腕だったから、相手になれない。
■ 卑怯なやつだ。
■ こんなことをするのは、その子だけだった。
■ 今考えると、友達になりたかったのかもしれない。
■ 覚えてないが、仕返しはしなかった。
■ クラスが変わったのかもしれない。
■ 親の転勤でいなくなったのかもしれない。
■ あれはソラマメの花が咲いていたころだったような気がする。
■ こんな感じで、自分が何かをするのではなく、
■ 自分以外の人間が自分に向かって作用してきたのだ。
■ 似たような出来事は中学の時にもあった。
■ 後で書こう。
■ 小学生の頃、兄がボーイスカウトにはいっていた。
■ 近くの公園でキャンプしているのが、うらやましかった。
■ 自分も入団したのはいつ頃だったか。
■ 覚えていない。
■ 父の転勤に伴いその地を離れたのだが、列車の窓の外、
■ プラットホームの端の方に何人かが制服姿で並び見送ってくれたのを思い出す。
■ あれはヒマワリが咲いていた頃だと思う。
■ おそらく、学校が夏休みの時に移動したのだ。
■ 昔は、ボーイスカウトは流行っていたのだが、
■ 今から思うと、集団生活ができる機会ではあったが
■ 誓いや掟など、教育であるより、いわば洗脳なので子供にとっては悪影響があったと言える。
■ いわば理想と現実に違いがあり、覚え込まされる言葉は必ずしも理想ではなく、
■ むしろ自由な考えや行動を阻む言葉であったと言える。
■ それにおいおい気づくのだが、どこか頭の隅に残っている。
■ 小学校の頃どんなことをしていたかあまり覚えてないが、
■ 農家の子と知り合い、裏山で兎の罠の作り方など教えてもらった記憶がある。
■ 裏山では何度か山火事があった。
■ 送電線が切れたからだったと思う。
■ 夜は迫ってくるように見え、翌年の春には蕨がよく採れた。
■ 港にフグ釣りをしたこともあり、
■ 移転した後、河口付近で鯊釣りに誘われたこともあったがあまり興味はなかった。
■ 移転前、小学校高学年のコトだったと思う。
■ 痩せて背の高い男の教師がいて、何だったか問題を出した。
■ 絶対分からない。賭けてもいい。分かったらやる。
■ と皆の前で言ったが、答えを言うとなんのかんのと誤魔化す。
■ 金が欲しい訳ではではなかったが、約束を守らないやつだった。
■ 自分の言ったことに責任を取らない、ことが分かった。
■ 学校ではそんな担任の学級で教育されていた。
■ その男は、大丸の前から続く道にあった医者の息子で名前も覚えている。
■ 確か、イトウヒロシ、だ。
つづく