■ 12月は気ぜわしい。
■ そして、何か振り返ってみたりする。
■ しかし、そんなに多くを振り返ることもできない。
■ で、ちょっとだけだけれど、・・・
■ 以前、こんな歌を作った。
- あの頃の 愛と妬みと裏切りの 世を思う故 ものおもう身は 遊水
■ これは百人一首にも採られて歌を、自分だったら、こう作るとしたものだ。
- 人もをし 人も恨めし あじきなく 世を思う故に 物思ふ身は 後鳥羽院
■ 「人もをし」の「をし」は「いとおしい」の「をし」で、
■ 愛おしい、ということだけれど、
■ 今では「いと・おしい」は「いとしい」となり
■ 「を」がなくなり「愛しい」になってしまったので、分かりにくい。
■ 省略することで、一番大切な意味がなくなってしまった。
■ いかにも「惜しい」ことだけれど、
■ 私がいくら「惜しい」と言ったところでどうなるものではない。
■ さて、
■ 聖徳太子の十七条憲法を現代語訳で読んで、
■ なるほど、なるほど、なのだ。
■ それで、思うのだけれど、・・・
■ 私自身は社会とか政治にほとんど関心がなく、・・・
■ 「あの頃の愛」と言ったって、
■ ろくに恋もしていないのだから、
■ むしろ、聖徳太子にふさわしいかもしれないと思う。
■ まあ、そんなことを思いながら、・・・