- 橋本遊水・あれこれ A・RE・KO・RE: 楊貴妃の姉の図、天水摹張萱虢國夫人游春圖、どれが彼女か (yuusui-arekore.blogspot.com)
- ■ 先にあげた漢詩をもう一度見ながら、絵を見てみよう。
- ■ 子供を除けば皆乗馬している。
- ■ 誰が一番位が高いのか、という視点でみるのもいいかもしれない。
■ このように書いた。
■ この時、まず、虢國夫人はだれか、ということだったので、
- 誰が一番位が高いのか
■ これは、ちょっと横に置いていた。
■ しかし、この絵自体に戻って、もう一度、
■ この絵で「誰が一番位が高いのか」と問うてみればいい。
■ それは、子供、即ち、髷に櫛を挿した女の子だ。
■ これは誰かを考えてみるがいい。
■ 楊貴妃には姉が3人いた
■ その一人が虢國夫人だった。
■ 年齢の開きは何歳だろうか。
■ 楊貴妃が玄宗皇帝の愛妃になったのは21歳の時だ。
■ 姉が若かった時、楊貴妃はもっと若かった。
■ 幼い時も、もちろん、あった。
■ つまり、顔に皺のある女に抱かれていち女の子は
- 楊貴妃である
■ と考えるのが自然だ。
■ この頁にリンクした絵の題は「麗人行」であり「虢國夫人」図ではない。
■ 絵の中心は「女の子」である。
■ 中央である事実だ。
■ 中央とは何を意味するのか。
■ すなわち、楊貴妃だと意識しての構図にしたことが分かる。
■ 絵を見るとき、
■ 何を書こうとしたのか。
■ 画家は何を意識したかを一応考えてみるものだ。
■ このように考えたとき、もう一度、
■ 「虢國夫人」図に戻るともう少し疑問もわいてくる。
■ これについては、また後で書いてみよう。