- 台北の国立 故宮博物院が所蔵する『麗人行』
- 彼女─女性のイメージと才芸-秀美を競う女性たち (npm.edu.tw)
- 楊貴妃 - Wikipedia
■
- あのね
- ん
- 楊貴妃の姉の図の件だけどね
- 先にあった論文では、どれが彼女か分からない、なんて書いてあったじゃない
- それがどうした。
- 他にも似たような絵があるのよね
- それは、上にリンクした絵だ
- それも合わせてみると、楊貴妃の姉は中央の子供を抱いた人だということのようよ
- ふん、そんなもの
- 合わせて見ることはない
- 最初の絵で、彼女はどれか、ということだからな
- そうね
- 事実をひとつづつ確認するのが、推理というものだ。
- もう一度説明してみて
- 彼女は一人だから同じような服装は除外してよい
- これはどうだ
- まあ、それは認めるけど
- じゃあ、残りは3人だな
- そうね、子供も入れると
- では、最初に問題にしたこの絵の題は何だったのか
- 天水摹張萱虢國夫人游春圖
- こんな題だった
- 夫人だから既婚者で、子供ではない。
- そうね
- だから、対象は2人だ。
- ここで考えてみたらいい。
- 楊貴妃は玄宗皇帝が愛した女だが、最初は息子の嫁だった。
- 若い。
- 玄宗皇帝は55歳、楊貴妃は21歳、だったと言われている。
- その姉も当然、当時は若い。
- 30代以下だったろう。
- 皺が描かれている年増の女ではない。
- 従って、最初の人だ。
- 台北の麗行図も合わせ見て、
- 彼女は男装でないとするのもどうかと思う。
- なんで
- 靴の色を見たらいい。
- 赤であり、女だ。
- つまらん論文を書くものだ。
- 繰り返すが
- 事実をひとつづつ確認することだ。